
Intel NUC を使っていて
「F2キー連打してるのにBIOS画面に入れない!」
というときに役立つ裏技。
結論から言うと、ターミナルからコマンド一発で解決できる。
症状
- 電源ON直後にF2キーを押してもBIOS設定画面が出ない
- 起動が早すぎて、Intelロゴを見る間もなくUbuntuが立ち上がる
- キーボードはちゃんと接続されているのに反応しない
原因
最近のNUCは起動が高速すぎて、
手動でF2を押すタイミングが間に合わないことが原因。
特に「Fast Boot(高速起動)」が有効になっていると、
ほぼ一瞬でOSブートが始まってしまい、キー入力を受け付けないこともある。
また、Bluetoothレシーバーのキーボードを使っていると生じ得る。
解決策(コマンド一発!)
Ubuntuなら、systemctl
コマンドを使って
「次回起動時に自動でBIOS(UEFI)に入る」ことができる。
ターミナルを開いて、以下を入力する。
sudo systemctl reboot --firmware-setup
これだけです。
- コマンドを実行すると、自動で再起動
- 再起動後、BIOS設定画面(UEFIメニュー)に入る。
実際にやってみた流れ
- ターミナルを開く
- 以下のコマンドを実行
sudo systemctl reboot --firmware-setup
- NUCが再起動
- 自動的にBIOS画面が表示された!🎉
あとは、
- Secure Boot を無効化
- Fast Boot を無効化
- 起動順序の設定
など、好きなように設定変更できる。
注意点
- OSがUEFIモードでインストールされている必要がある
- 古いNUCやレガシーBIOS設定だとこのコマンドは使えないことがある
- 一部カスタムファームウェアだと動作しない場合もあり
→ とはいえ、最近のIntel NUCならまず間違いなく使えるはず
まとめ
F2連打してもBIOSに入れないときは、焦らずに
sudo systemctl reboot --firmware-setup
を試してみるのが良い。
NUC以外のPC(例えばDell, HP, Lenovo)でも、UEFI対応していればこの方法は有効。