NVIDIA SDK Managerでエラー無く環境構築する
JetsonにJetPackを入れて環境構築する際にはSDK ManagerをローカルPCにインストールして行う。
その際に環境構築している途中でエラーが出て失敗したり、複数回環境構築をやり直そうとすると今までは出てこなかったエラーが新たに出現する場合がある。
その際の解決策の一つとしてDockerベースのSDK Managerを利用することがある。
複数回やり直そうとする場合はJetPackのバージョンの違いの影響でローカルPCに入っているライブラリ等の互換性関連の問題が起きているようだ。
そこでDockerを使って仮想環境上でツールをそろえてJetsonの環境構築をすることでその問題を回避できる。
skd_manager_dockerをインストールする
以下のサイトからsdk_manager_dockerをダウンロードする。
GitHub - atinfinity/sdk_manager_docker: Dockerfile to use NVIDIA SDK Manager on Docker container
Dockerfile to use NVIDIA SDK Manager on Docker container - atinfinity/sdk_manager_docker
そして、以下のサイトからSDK Managerのパッケージをダウンロードする。
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そして、このサイトにある指示に従い、sdk_manager_dockerディレクトリに入って以下に示すコマンドをターミナルで実行していく。
docker build -t jetpack .
ただし、SDK Managerのバージョンを指定したいときは以下のようなコマンドを入力。
これはsdkmanager_1.5.0-7774_amd64.debを利用する場合。
docker build --build-arg SDK_MANAGER_VERSION=1.5.0-7774 -t jetpack .
そして以下のコマンドでDockerのコンテナを作成する。
./launch_container.sh
そして、最後に以下のコマンドでSDK Managerを立ち上げることで、JetsonにJetPackを入れることができるようになる。
sdkmanager
参考:https://proc-cpuinfo.fixstars.com/2019/06/nvidia-sdk-manager-on-docker/